今日から。ここから。ふつーのブログ(多分)

ふつーの主婦に戻った私の 日々のつぶやき、愚痴、怒りに八つ当たり?などなど(๑´罒`๑)♡

壊れていく家庭 6

前日から、彼のメールが明るかった。

久しぶりに、元気な明るいメールが続いた。


やっと会える。

やっと会えるよ!


約束の時間前には、ドキドキしてた。

親兄妹を捨てた彼にとって、唯一、血の繋がりのある家族。命を懸けてもいい程の宝物。

小さな小さな体で、

パパとママが、お別れしたら、パパが一人ぼっちになると考えて、自分は一緒にいるよと言える女の子。

娘がいれば他に何もいらないと、

あのハングリー精神の高い彼に言わせる存在。

どうか、取り上げないで欲しい。

面会なしなんて、言わないで欲しい。




次の日、

可愛かったよ。

回転寿司に行ったよ。

たまごのお寿司を沢山食べたって。

そのあとは、ずっと、膝に座ってお喋りしてたらしい。

待ち合わせの時間に迎えに行くと

奥さんは屋内。

たった5歳の娘さんは、ぽつんと玄関の外に立っていたらしい。

今のこんな時代、その目を離した数分を後悔する事件の多い中で、どうして、夕方、1人玄関の外で待たせる真似が出来るんだろう。


会えた時間はとても幸せだった。

このまま、娘を連れて消えてしまいたいほどに。

だけど、次の日にやってきた喪失感は半端なかった。



こんなにも苦しくて寂しくて辛いなら

会わない方がよかった。と彼が言った。

「~しなければ良かった」なんて、そんな言葉が、彼の口から出るなんて。

「反省はしても後悔はしない」が、私のモットーで、

彼もまた、そうだった。はず。


どんどん、彼が変わってく。

なのに無力な自分が悲しかった。


これが、不倫なんだ。そう思った。

結局、何も出来ない。