今日から。ここから。ふつーのブログ(多分)

ふつーの主婦に戻った私の 日々のつぶやき、愚痴、怒りに八つ当たり?などなど(๑´罒`๑)♡

彼がいない世界

親友の死の時は

お見送りに行くことで、亡くなった事実を受け入れざるをえなかった。

その後、わんわん大声で泣いたけれど

二度と会えない事を理解した。

今も思い出すし、人に話すと涙が出る。


だけど、

彼の顔を見ていないせいか、

まだ、受け入れきれない自分がいる。

だって、県外へ行ったり、長い現場でその土地へ住み込みの時など、

長く会えない事もよくあったから。

何より、数年、お互いの消息すらわからない時期を越えてまた、巡り会ったから。


この世の中に彼がいないと信じきれない。

この世に、彼が存在していない事が

ピンと来ない。


年末に向けて、淡々と仕事をこなし、

年末年始の準備に進みながら日々を過ごした。

またいつか、連絡が来る気がして。

またいつか、メールが来る気がして。


だって、

会う会わないに関係なく

彼の存在そのものが、私が前向きに日々を過ごす力だったから。


毎日毎日、思い出した。

彼とよく待ち合わせた場所は、私の通勤経路。

彼との会話。彼の言葉。

私よりうんと色んなことを経験して

ひとり強く歩んできた背中。


大きな背中。

逞しく私を抱き上げる頼もしい腕。

実際に身長を聞いた時に、思ったより背が低くて驚いたっけ。

その後、何かのテレビで見た。

人にとって、尊敬出来る存在は、大きく見えるらしい。

同じ背格好であっても、違うらしい。

それを聞いた時に納得した。

あー。。だから、私はずっと彼を大きいと思ってたんだ。


そう思うと悲しくなった。

でも、泣くわけにいかない。

見てわかるほどに落ち込む事は出来ない。

大事な人が居なくなったんだと、口にできない、表に出すことも出来ない。

人に聞いてもらう事も出来ない。

会社でも家庭でも、

何も変わりない様子で過ごさなければならない。

これが、不倫の代償。

どんなに辛くても絶対に出せない。