壊れていく家庭 2
娘と花火大会から帰宅した時、
奥さんは2階から降りてきて
「何時だと思ってんの!」と
娘に向かって言うと、手を引っ張って2階に上がろうとした。
母に手を引っ張られながら階段を上がりつつ
振り向いた娘の目いっぱいに涙が浮かんでたらしい。
5歳の女の子の目に
「おかえり」も、笑顔もなにもなく
父から奪い取るように、無理やり自分の手を引く母。
自分を見てる父の目。
どう映っただろうと想像すると胸が痛む。
彼が奥さんの親御さんの所に話に行った時、
かなり自分を悪く言われていたと知る。
暴力も日常のように言われていたらしい。
事実を話す事で、ある程度の誤解は解けたし、
義父は、なんだかんだ言いつつも、今の生活は彼の頑張りが作ったものだからと言ってくれた。
それでも、親は親。
娘が可愛いのは当然で、娘の意思を尊重しようとしているように思えたらしい。
建てた家の駐車場。
2台の車が駐車できるけれど、奥さんは彼の車が停められない停め方をしていて、
彼は家に帰るのを諦めた。
奥さんがパートに行っている間に洗濯だけをするために帰っていたけど、それも諦めたらしい。
彼を可愛がってくれている建設会社の社長夫婦は、泊まったらいいよ、とか、洗濯は、我が家ですればいいとか、ご飯を食べにおいでと言ってくれる。
1度や2度は甘える事が出来ても
それ以上は、彼の性格上、悪いと感じてしまうから出来ない。
そんな彼に
奥さんは、メールでまだまだ追い込んでいく。
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