特別な存在へ
わんわん大声を上げて泣いたあの日から
私の中での彼の存在は
「男」になりました。
癒してあげるとか、放っておけないとか、
彼が私を求めるから、それに応えてるだけという関係ではなく
私自身が、1人の男性として
彼を尊敬して、この人の背中を見ながら歩いて行きたいと思った。
2年か3年か、
Aから逃げようとしても抜け出せず
代わりの誰かを探しては、余計に面倒な事になったり、抜け出せない現実に、ガッカリしてたのに、
ただ、ただ、居てくれただけの彼の存在が、
私をAの呪縛から解き放たせてくれた。
内容も何も聞かず、ただ、頑張って仕事を片付けて来てくれた。
何も言わず、頭に手を置いただけ(笑)
その後、何度か、彼に
救い出してくれた感謝を忘れてないと話しても
彼自身の中では、記憶にないらしく
なんの事だかわからない様子だった。
彼にとっては、
あの時に、どうにかして時間を作って来てくれた事も、ただ泣く私の隣にいた事も
「当たり前の事」でしかすぎないらしい。
彼は
私が彼一人に絞ろうと、他にもいようと
「独占しよう」という気持ちはなかった。
自分だけを見て欲しいとか、そういう感情もなかった。
ただ、会えればいい。
それだけ。
そして、その気持ちが
私も理解できるようになった。
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