親に愛されなかった私と親友
赤ちゃんの頃、母は、1度、私を置いて出ていった。
父方の祖母は父を溺愛していたし、小姑たちは、祖母と結託して母に辛く当たってた。
私を捨てて、結局また戻る事になったものの、
夫婦仲が戻るわけが無い。
不思議な事に妹が産まれたけど(笑)
物心ついた頃から、父と母は会話がなかったし、私が伝言役だった。
父に似てる私は、母に嫌われていた。
似てるからイライラする!と、何度言われたことか。
気に入らなければ外へ出される。
度々出されるから、近所の人が見かねて家に入れてくれたら、鬼のような形相でやって来て、引きずられるように連れ戻される。
父の前では、そんな事はしないけど、
叩かれたり、つねられたり、可愛げがない、似てるから腹が立つ。などなど。。。。。。
喘息のあった私は、咳が出ると止まらない。
咳をすると怒られる。
トイレに駆け込んで咳をしてた。
母は、妹には普通の母親だった。
妹は、母親似でもあった。のびのび、喜怒哀楽のハッキリしたよく笑う子。
私は、自分の感情を全く出さない。
人前でも友達の前でも、イヤミを言われる、叩かれる。
恥ずかしいけど、それを出せないから、傷ついても傷ついた顔をしない癖がついてた。
泣けば怒られるから泣かない癖がついた。
この人は本当は、継母なんだと本気で思っていた。
私が高校生の頃、母の口から直接
赤ちゃんの時に私を捨てたと聞かされた。
そして、私のことを可愛いと思った事は1度もないとも言われた。
誰にも本当の自分なんか見せない。
悩みや愚痴を聞くことはあっても自分は絶対に人に言わない。
情けない面を見せる=見下される
悩みを打ち明ける=同情される=見下される
そう思っていたから。
本当の自分を出すことなんてないし、心底手放しで人を信じたことも無い。
周りに褒められる、手のかからないいい子でなければ、母は、私と口を聞かない。
気に入らない事があれば、フル無視。
人格否定とゆーか、存在までも否定されてる気がした。
同級生も誰も彼も、私の欠点を見つけたら離れていく。としか思えなかった。
辛い時に辛いと泣ける場所なんてなかった。
だけど、30過ぎて初めて
手放しで人を信用する。と言うこと知った。
一回りも若いけど、人格障害の母親を持って、いろんな経験をしてきて、
周りから、私がどんなに誹謗中傷を受けようと、その噂が事実だろうとそうでなかろうと関係ないと、全くぶれることなく
私の狡さも弱さも情けなさも、丸々、受け入れてくれた。
どんな私を見ても、変わらないでいてくれる人がいるんだと、生まれて初めて知った。
フラフラ、いい加減な生き方をしている私のことも、そのまんま、話を聞いてくれていた。
説教をする訳でもなく。
Aの事で辛かった頃、妊娠したかもしれない時があって、もしそうならどうしよう。。と相談した時、
初めて彼女が
「お願い。Aとは、別れて」と言った。
「今まで、私がmioに何か頼んだことがある?
口出ししたことがある?
ないよね?
だけど、今回だけはおねがい。その男とは別れて。
mioには、尊敬できる人と付き合って欲しい」
と言った。
県外に住んでるんだから、Aに会ったことは1度もない。
これまでの彼氏同様、私からの話を聞くのと、その時の私の様子しかしらないのに。
親友って、不思議なものです。
普段、マメに連絡を取り合うわけでもないのに、「1人ではない」と、手放しで信じさせてくれる。
何も言わなくても、私が限界を迎えそうになると、ふと、連絡が来たり
ひょこっと会いに来てくれる。
彼女との出会いも、私にとっては運命でした。
過去形なのは。。。
彼女はその4年後に、この世を去ったからです。
そして、母は今、歳をとって
自分の言動は覚えていないと言っています(笑)
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