全国どこでも、自分が受けた仕事の為には行ってた。

関西に１ヶ月。とか、

舞鶴とか。

でも、特にいちいち、いつからいつまで、どこどこに行くとかは、言わないし、聞かない。

たまーに、珍しく、行き先の写メが送られてきた。

普段、そういうことをするタイプではないから

素直に嬉しかった。

１ヶ月大阪に行った帰り、

家に帰る前に会いたいと言ってくれた。

私なんかを思い出すことなんて

溜まった時くらいだろーという気持ちは常にあったけど

「mioちゃんが、なんで自分をそんな風に思うのかわからないけど、

思ってるより結構俺、思い出すんだよ」

と言ってくれた。

甘い言葉とか、男たるもの言うもんじゃない。

へらへら女の機嫌を取るもんじゃない。

そんな人だけに、

たまに、ふとこぼす言葉の中から、私は嬉しい言葉を見つけ出してた。

大阪帰りにホテルに行って、久しぶりに

彼に抱かれシャワーを浴びてたら

彼の電話がなった。

こっちに残して仕事してた従業員たちの仕事が長引いて、終わりそうにないと。

明日朝までにしなきゃいけないのに。

「仕事に行きたいと言ったら、怒るよね。。？」と聞く彼に

「まさか！行って。」

ホテルに入って、たった30分で解散ってゆー（笑）

でも私は、何よりも仕事に妥協しない彼の姿勢が好きだった。

久しぶりだからと、最低でも1時間2時間を私といようとするより、

社長として、職人として、従業員の仲間達として、仕事に責任を持つ男であってほしいから。

「ごめんね」と来たメールに

「仕事を優先する男であって欲しいから。

そうでなかったら、ガッカリしちゃってた」と答えると

「これまで、こういう事で何度、ふられたことか。。。本当にありがとう」と来た。

そうだよね。

普通の女の子なら

度々のドタキャン。滅多にしてこない連絡。

それも短文（笑）

途中で仕事に帰る。

は、無理よね。

私も若い頃なら。。ふらついてる頃ならダメだったかも。

彼が特別だとわかってるから、

「今」にこだわらず長い目で見てるせいかもしれない。